TOEFL ITP感想

院試のために、TOEFL ITPを受けた。
根拠はないが、550点取れば文句は言われず600点取れば万々歳くらいと思いながら勉強した。
勉強日数は1週間である。

TOEFL ITPはリスニング、文法、読解の3つのセクションに分かれている。
リスニングは、短い会話、長い会話、講義の3つのパートに分かれている。
文法は、穴埋めと誤文訂正の2つのパートに分かれている。
読解は、東大英語くらいの長さの文章が、大問5題小問10題で計50題出る。

勉強は、まず何を勉強すべきかを判断するため、実力問題集の模試を1回だけ解いた。
そこで、リスニングと誤文訂正と時間配分をやろうと思い至り、リスニングにこの本と文法にこの本を終わらせた。
全ての問題集の難易度と傾向は適切であったと仮定したとき、模試に比べて本番は、リスニングが非常に難しく、文法はやや簡単で、読解はやや難しかった印象であった。
また、点数はここによって換算した。

各セクションの所感を以下にまとめる。

リスニングは勉強必須。
大学入試に出ない、大学生活の単語と同意などの慣用表現を重点的に行った。
また、聞き終わった後すぐに、次の問題文を読む癖をつけた。

文法は少し慣れが必要。
明鏡止水の心境を体得し(要するに急がないこと)、くせのある問題に慣れる必要がある。
冗語問題ではminimum smallなどの同じ意味の単語の重複を指摘する問題などがあり、初見では厳しい。文法は舐めずに勉強して良かった。

長文読解は3,4回解いて時間の感覚をつかむことが必要。
単語レベルがルナティックで、時間は東大入試と同じくらい。
初め、センター試験や東大の入試と同じ要領で、初めに問題文を読んでいたが、あまり意味はない。
問題は簡単なので、ぐだぐだしないで普通に文章を読んでから問題を解くと良いと思う。

1週間の勉強の内訳は、
3日 リスニングの修行
1日 模試1回&分析
1日 文法
1日 文法&模試
1日 模試

以下は点数の推移である。
1週間前からでも、50点~60点は点数が伸びるので、All Nighterにはならずにきである。ちんと勉強すると良いと思う。
心にゆとりを持てる範囲の勉強期間として、1週間は適切だったように思える。

8/1
Section 1: 40/50 (A: 26/30, B: 6/8, C: 8/12)
Section 2: 26/40 (Structure: 12/15, Written: 14/25)
Section 3: 38/50
Score: 530-550

8/2
Section 2: 30/40 (13/15, 17/25)
Section 2: 32/40 (15/15, 17/25)
Section 2: 30/40 (12/15, 18/25)
Section 2: 28/40 (13/15, 15/25)
Section 2: 34/40 (12/15, 22/25)

8/3
Section 2: 29/40 (11/15, 18/25)
Section 2: 32/40 (15/15, 17/25)
Section 2: 37/40 (15/15, 22/25)

Section 1: 37/50 (A: 21/30, B: 8/8, C: 8/12)
Section 2: 36/40 (Structure: 13/15, Written: 23/25)
Section 3: 46/50

Score: 590-620

8/4
Section 1: 37/50 (A: 21/30, B: 7/8, C: 9/12)
Section 2: 37/40 (Structure: 15/15, Written: 22/25)
Section 3: 44/50

Score: 580-610

本番ではマークシートに塗りつぶさなければならないので、先の丸い鉛筆を持ち込むべきだった。
また、テストの問題文が二段組になっていて、改行が多く非常に読みづらかった。

なお、文法問題の点数は試行ごとに有意に向上した。以下は横軸を試行回数、縦軸を点数としたグラフである。