ROBOMECHの感想

第0稿
メインの結果は何か?
手法の新規性と結果の新規性がある場合,手法の提案の論文でないなら,当然結果をメインとする.
手法の新規性はタイトルか何かに突っ込めば良い.
結果は,メインの結果を1つ選ぶか,抽象度高くして結果をまとめるか,どっちか.
ROBOMECHなのだから,ロボットとの対応を取るべき.学会に合わせる.

第1稿
タイトルは結論かそれよりも高い抽象度で書く.
「比較」とか「影響」とかいう具体性のない単語は排除する.
知見との対応を取る,と言うならばきちんと対応を取る.取らなくてもいいなら取らないでいい.
(初めての論文は他の人の表現が入るのは気持ち悪い気がする.ストーリー作りは個性が出るため.)

第2稿
タイトルの修正がかかったので,タイトル決め.
いじり方は,入れたい単語ベースで,ひたすら日本語を頑張って弄る.
サブタイトルをうまくつかうといい感じ.
名詞は適度に連結して,助詞の「の」は削除.

第3稿
論外だそうな.コメントすらもらえなかった。
一文一語無駄なく。
具体的に。
具体例はきちんと具体例としての機能を持たせて。
目的で結論レベルまで絞りきる。(=である必要はない)
目的は結論までの流れを予想できるように。
きちんとパラグラフで。目的(最低限言わなければいけないこと(論拠))という感じ。
展望に書きたいことはintroに書いてよい。

第4稿

(背景との結合)私の扱った事象は重要です.
(問題点)でもこのことに関してはこういう課題があります.
(目的)これの課題を扱います.」
扱った事象は何か,その調査はどう重要なのか,課題は何か,提案したものは何か,具体的な貢献は何か.
背景との結合は,極力generalな領域から絞り込む.
全てが伏線になるように.なるべくつなげて.200
余分な単語は使わない.
目的は,方法結論議論が予想できる形で,かつ意外な結論が得られるのが,良い研究の必要条件.目的⊇結論.
課題の例(1)部分→全体(2)AかBのどちらかはかけていた→両方やります
abst, intro, discussionは,間を読まなくても分かるようにきちんと書く.その論文を読んでもらえるかどうかを分ける重要なポイント.

第5稿
A対Bなんだとしたら,それがきちんと明確になる形のパラグラフにする.文章構造も同様になっていればなお良い.
分野が違うと,introは長くなる.
キーワードは慎重に使う,変な単語が出てくると集中力をうばう.
トピックセンテンスはきちんと書く.本当にきちんと書く.
意味付けを大切にする.自分の研究で扱っている問題に対して,何ができていないのか,など.
どの部分をA, Bはやっているのか,を明確に.
共著は,研究成果に対して貢献のある人を入れる.具体的には,その人の部分を完全になくした時に,論文が書けるか?を考える.
抽象と具体は分ける.

introで注意すべきこと.
[txt]
全結合性
結論の予測可能性
背景→課題→目的(→方法・結論)
1パラ1トピック,1文に一つのこと
パラグラフ冒頭にトピックセンテンスをきちんと書き,パラグラフはその要約になっている必要がある.
[/txt]

いいたいことを言う文章になっていない.
トピックセンテンスのファーストセグメントにキーワードを詰め込む.

第6稿
いいたいことをいう文章になっていない.
トピックセンテンスがよくわからない.

第7稿
良いが,論文的な表現になっていない部分がある.
introは終わり.ぱっぱと進んで.
abstはテンプレがあるので,それに従うように(教えてもらっていない).

第8稿
TeXをきちんとコンパイルできるようにして,それに埋めていっている.
4ページなので,intro 0.5,方法 1,図 1,実験 1.5,引用 0.5くらい.
具体的すぎる.(あまり抽象に寄りすぎてもダメだが)
やったことの列挙にしかなっていない.

結果は余計なことがいっぱい書いてある.
結果は定量的・論理的に言わなければならない.必要な結果が出ているか.結果では言えるところまでしか言わない.

結果が言えているかどうかはに対応するにキーワードに着目.
「分散がごっそり抜けている」なら,
ごっそりとは?みたいな.
対応するデータからの対応,「この意味で」ごっそりと言っている.
分散は何→じゃあ「空間の」分散ってつけろよ!

きちんと結果がどういう理由で主張できるのかを説明できなければならない.
こういう意味においてこういうことが言えた,みたいに言える.どのグラフをみればそれがわかる,など.雰囲気じゃないとわからない.
〜と〜を満たしているから示唆できている,ときちんと定量的に説明しなければならない.

更に,結果は接地しなければならない.
結果が重要であることを,論理的に説明する必要がある.知見との対応を取ることも含めて.

結果は全体→局所・詳細の順番で行うのがよい.
結果→結果の説明→結論→考察・議論
初めにintroで扱う問題を絞ったが,分かったことをどうにかしてそこまで戻さなければならない.

結論では,
データ以外の言葉が入るが,データ以外の言葉は実験系の中でどういうものと位置づけられるのかをきちんと説明すれば問題ない.つまり,キャッチーにいってから,その中に含まれる単語についてどういう意味で言っているのかを言えれば問題ない.
あまりに一般的すぎることを言ってもしょうがない.

第9稿.
前回と変わらないまま出した.全然話が作れないわ結果からものが言えないわ.
言えることがいっぱいありすぎるらしい.研究やめればいいのに僕.
大体,テーマとかintroとか結論の並べ方とか,全体的に自分で決められていない.悲しい.

個数,割合,局所性くらいは言えるはず.
言える結果を列挙する→抽象度を上げてまとめる→足りない部分を検証する,のループが大切.
やったことの列挙とストーリーの中の位置づけ,はどう折衷すべきか?
どうやら,ボトムアップに考えることに過集中したことが問題だったように思える.もっとトップダウンで,何が言いたいという話から,何が言えれば良いかを演繹するべき.
どういうストーリーのなかで,その解析を行ったのか.結果を入れる箱を考える.

第10稿.
難易度に着目するなら難易度についてでストーリーをまとめればよい.
方法は前提ではなく,その方法を取ることによって何ができるようになったのかに言及する.
抽象から具体に話さないとわからない.
実験はまず目的があり,そのあと手法に移る.
!!結果は「想定される結果ではなく,〜だった」という形で書くとかなりそれっぽくなる.

topic トピックセンテンスレベル.やったこと.
考察 結果の考察.意味付け.
(キーワード1, キーワード2)論拠1
  対応する結果1
(キーワード3)論拠2
  対応する結果2

第11稿
だいたいOKだが,やはりつなぎが悪い.
結果の文章は,「〜のために〜を調べる.第一に〜を調べた.方法としては〜である.結果,〜であった.このことから,〜である可能性がある.第二に,〜を調べた…」のように,きちんと順序を整え,意義付けをする.
結果の方法と結果では,定量的,データ的でなければならない.従って,考察的な表現が結果に入ってはならない.
個数(n%)みたいにすると完結.
「分かった」は強い言葉なので,慎重に使わなければならない.「示唆した」「可能性がある」などで代用.
長すぎる文章は何かがおかしい.要約,あるいは構造をきちんと把握した上で,適切な表現を模索する.
目的の段階で,考察レベルまで絞り切らない.初めで絞りすぎるのは不自然なことがある.「包含関係を調べた」など.(関係を調べたとしか論理的に言えない場合)

第12稿
チェックなし.図を描く.
図はイラレで100%の大きさで書くのが良い.
図のキャプションはtexで書くので,(a)とかAとかまでイラレで編集.
全部を一つの図の中に入れるとサイズ感がわかってよい.
図を論文の中に貼って,サイズ感を見る.
遠くから見た時にどんな感じなのかを見るとよい.
タイトル何とかせねば.

第13稿
アブストは以下のフォーマット.
[txt]
背景が2~3センテンス.(1は他の分野でもわかる)
However, できてないことをいう=目的の裏返し
Here, ここでは何をやる,目的.(1, 2センテンス)
メインの結果.一個言って何個かいう列挙する(3センテンスくらい.)
意義,重要性(1センテンス)
[/txt]
論文の引用はsorted.なるべく図と文章の対応は取る,

第14稿
図に無駄な部分がある.同じ図は載せない,その時に必要な分だけ語る.

*今回自分で出来なかったこと.
方法の意義付け.他の研究とスタンスの似ているものを引っ張りだしてくる.分散の小ささで特徴づけるならUCM, タイミングの重要性など.
英語abst. (it is thatなどを使うと主張が弱くなるので,使わない.)