仕様や期間などの条件(要求仕様)が確定したとき、見積して金額を確定する。 見積額と請求額は一致する。 見積書には、後でトラブルにならないよう、要求仕様として合意した内容、仕様書の資料番号や納品条件などを記載する。 見積もり後に、要求仕様と異なる条件になった場合は、見積の根拠が失われるので、 見積もりを破棄し新たな条件で見積書を提出する。「見積もり条件がかわるので再見積します」というのが常套句。 請求は再提出した見積書に記載した金額でおこなう。 たとえば、出張一泊の見積もりで見積もった作業が、客先の都合で二泊にのびた場合、 いきなり二泊分で請求するのではなく、二泊になって条件がかわる旨を先方に伝え、 見積書を再提出して、その額で請求する。 こういった場合、見積書と請求書を同時に提出することになる。
こうなると面倒。どちらの責任で伝わらなかったのかとかいう責任論になる。 (言わなかった、聞かれなかったなど) 材料など原価に直結するものの要求は事前に念入りに確認し、見積書に条件を記載する。 PCだったら、CPUやメモリー、ディスプレイの仕様など。造形物だったら素材や重量など。
これは再見積もり。ただし、先方が追加だと思ってない場合は、やはりトラブルになる。 仕様があいまいだったり、仕様変更がありそうな案件は、見積書に仕様の条件を厳密に記載して縛る。 ソフトの場合、ある程度の仕様変更は仕方ない部分もあるし、 本当に厳密に仕様変更を別見積もりにすると、ビジネスにならない。 機能追加がありそうな案件は、ある程度の仕様変更を見込んで、あらかじめ見積もりに上乗せしておく。 |