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概要 †
- マイノリティに対する非連続的社会適用にまつわる問題
- マイノリティは本来連続的だが、連続的というと意味がなくなる
- フェミニスト=「性別によって選択肢の幅が少なくなったり制度的・構造的不利益をこうむることをもっと少なくしていけたらいいなぁと思う人たち」
- 同性愛に”賛成”か”反対”かというような質問をよく日本では見かけるけど、いつからマジョリティは、私達は、人のアイデンティティに対して意見を言える立場になったの?意見を言える立場にあると錯覚し始めたの?
- socitery of mind, origin of sex 両方読まないとダメ
マイノリティのマジョリティ †
- 佐藤さん(1.5%)
- LGBT(8%)
- トゥレット症候群(1%): 音声性チック・運動性チックが発生、80%は成年で軽快。30%がADHDと併発。男:女=3:1
- 統合失調症(1%): 被害妄想・血統妄想・宗教妄想・幻聴(幻視は稀)など
- ADHD(10%)
- 色盲(男性5%女性0.2%, 西洋だと2倍): 1992年以前は国立大学が色盲者を入学させないなどの差別があった。ただ塗装・鉄道運転は異常3色でも厳しく、パイロット・デザイナー・警察官などは2色覚で厳しいらしい(赤信号にバツがついたりしているのは一色覚用(0.01%))
マイノリティ理解の発達段階 †
- そもそもマイノリティが存在することに気づく
- 存在を自然なものとして受け入れる
- 相手にとっての無礼を知る
- 十分な他者視点があれば、自ずと回避できる問題
- しかし、非日常であるがゆえに、マジョリティには非自明であることが多い。
自分がマイノリティであれば †
セクシャルマイノリティ †
- ありがちな「無礼」
- どうやって同性とセックスするのか→あなたは?
- ゲイだから性的な目で見られるのか?→あなたはいつも発情してるの?
- LGBTって大雑把すぎるし、この単語でなければならない理由がほぼない
「啓蒙」活動 †
- 本来、啓蒙はする必要はない
- 十分な理解がない人が、それを「啓蒙」したいと思う場合がある
- その場合、的はずれなアンケートになるなどの問題が発生する
- これを強く批判してはならない。そのような人が「啓蒙」活動をすることは啓蒙の証拠である
- カミングアウトしてくれたら「あ、信用してくれてんのかな」と嬉しくは思うけど、「カミングアウトさせたい」はただ単に「支援表明を撒餌に周りの人間のプライバシーを暴きたい」って欲望
- 積極的な差別者にアプローチしても時間の無駄。差別を無意識に行う人や無関心者にアプローチするほうが建設的。
- 「こういうことは差別である」と明確にする。また、差別の根絶に無関心者を巻き込む。
日常に埋め込まれたセクハラ †
- 「料理などの家事を得意とすることを『女子力』ではなく、『家事力』と呼ぶべき」
ポリアモリー †
- DNA検査のない時代の、不倫などの規範を改革する人たち
- これはマイノリティというより、古い過剰な抑圧の緩和と戦う人たち
- どうしてこういう規範を構築していったのかは、DNAが支配的ではないので、これを社会に拡大すると個人的には失敗すると思う。
- 合意があれば良い、というスタンスの規範が作れると良いね。
- ポリアモリーを実践できる人はマイノリティかもしれないけれど、同時に複数の相手に性愛感情を抱くのは普通。生まれつきのセクシュアリティ、は程度問題だが、基本的には規律が支配的だよね
逸話 †
- スタンフォード大、顔画像からその人の「性的指向(異性愛、同性愛など)」を推測する機械学習を用いた手法
- ウディ・アレンによる1973年のコメディ映画『スリーパー』に出てきた絶頂感発生装置オーガスマトロンのようなものを実際に作った人は,いまのところいない。だが,ある大胆な医師が「オーガスマトロン」という名称を商標登録し,脊椎に電流を流して性的不能を治療する可能性を調べる小規模な試験を米食品医薬品局(FDA)の立ち会いのもとで行った。
快楽電極を埋め込まれた同性愛者を治療する論文「Septal stimulation for the initiation of heterosexual behavior in a homosexual male」父親に暴力を振るわれるなどなど、重度なうつ病だったという話はあまりされてこないね。
まあロボトミーが1960年代にはまだ否定されきっていなかったのでね
http://www.riken.jp/pr/press/2013/20130129_1/ 今でもタバコを吸いたい気持ちをTMSで抑制するなどあってほげ Takuya Hayashi, Ji Hyun Ko, Antonio P Strafella, Alain Dagher "Dorsolateral prefrontal and orbitofrontal cortex interactions during self control of cigarette craving". Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America, 2013, DOI:10.1073/pnas.1212185110
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