概要 †
- 審査員は訴求項しか審査しない!
- Presentationを材料に、研究内容をDeliveryするパフォーマンスアート。
- 「なぜ、何を、どうやって」を主張するが、「なぜ>>何を>どうやって」の順に重要かつ難しい。
参考 †
毎回の心がけ †
道具 †
Delivery †
論理 †
- 論理の道筋を言う.
- 「まずひとつについて調べました」,「次に比較しました」,など,前置きが必要
- 発表者に理解を丸投げしてはいけない.
- さっき述べたように,さっき述べたんですが
- 使わない.覚えている人にも覚えている人にも意味ない文言.
- 覚えていない人には,「なんで覚えてないんですか〜?」と取られかねない.最悪.
- この図を見ればわかるように
発表技術 †
- アイコンタクト
- 身振り
- 元気に笑顔で
- 声は大きくしましょう.最近の学生は声が小さい.それだけで,試問の点数半減するよ.
- 動きまわらない
- ポケットに手をつっこまない
- 体を観衆の方をむけ,足と手を開いて発表
- やる気を見せるべき
- 手で腕を握るとナーバスに見える
- Thank you very much, (pose), Is there any question?
- サマリーは観衆におぼえていてほしいこと。
- 指をさしてから、しゃべること。
- 英語は25%が文字と発音が違う.発音をチェックすること.
Presentation †
論理・構成 †
全体のテーマ †
スライドのテーマ †
- 一枚のスライドで言うこと1つ.
- 基本は上見て,詳細は下,がパワポの書き方
- タイトルもきちんと意味をもたせる(それだけだと、なにをやってるのかわからないので、Methodのどこ、と書くとわかりやすい。小さくMethodとか書いとく。あるいは、3. Methodなど。)
- 実験は方法&目的をきちんと書く.
- スライドをみて伝えたいことは書かないとわからない
- スライドでも,結果はやったこと,結果,考察みたいにする.端折っていい
- 一つのスライドに4~9行。
全てが伏線であれ †
- 学会では,社会的背景は無し.
- 実際にやっていないこと
- 短い学会発表の中では特に、出す例も含めてすべて伏線であるべき.
構成要素を厳選 †
- 認知負荷を小さくする
- スライド一枚で伝えられる情報は限られる
- 伝えたいこと1点は厳守
- スライドと予稿の役割を区別
- 書いたことはきちんと全て述べる。発表中に飛ばしていいようなことはそもそも載せてはならない
質疑 †
- スライドナンバー必須
- 質疑の時にはスライド一覧の画像が見えているように。
- 国際学会では、ここのスライドに戻れといわれたら1秒で戻れるようにせよ!
- 数字をおしてエンターで戻れる.質疑でカタカタしているのはみっともない.
スライドデザイン †
フォント・文字 †
- 漫画は漢字がゴシック
- 太字(B)コマンドを使ってはいけない
- 太らせただけなので隙間がつぶれる
- 太字が用意されたフォントを使うこと
- ゴシックArial Helveticaが基本
- おすすめ和文フォント(細字、太字、欧文の順番)
- MS P+HGP創鋭角ゴシックUB+Segoe UI(Arial)
- ヒラギノW3+ヒラギノW5+Segoe UI Symbol(線が細いのでMacぽい)
- メイリオRegular+メイリオBold+Helvetica(まるっこい、クールな印象ない)
- 遊ゴシックMedium+夕+Calibri(きれいな感じ、美しい。)
- Arial, Helvetica(固い、クラシック, グラフキャプション、本文に使うにはもっさり)
- Calibri, Segoe UI, Myriad Pro(小ぶり。スマート、現代的)
- ヒラギノ丸ゴは歯医者さん、保育園みたいな印象になる。
カーニング †
- 参考:kERN tYPE
- 日本語の文字間スペース
- ベタ組:文字組の基本、等幅で並べる、ヒラギノやメイリオ
- つめ組:プロポーショナルフォントのMS Pゴシックで可能
- 英数字に和文フォントと・等幅フォントは使ってはならない
- (MSゴシックなど)
- Research Summaryなとすると、rcの間がやたら空いて、mmがやたら小さくなる
アニメーション †
- アニメーションで出すかは、発表の流れの時間的粒度による。
- 全部一様ならば全部出せばよいし、手順チックに言いたいならば、アニメーションをつける。
- 新しかったから、全部出されると混乱してしまう、というのもある。
装飾を控えてシンプルな配色 †
- 強調を控える、気が散らないように
- 日本語は車体にしない
- 変な書体は使わない
- 装飾は重ねない
フォントと配色 †
- 色の設計
- 背景:白(コントラストがあるなら黒でいい。白抜きの画像が多いので、白が無難。)
- 文字:黒か濃灰(コントラストが効きすぎるとまぶしいので、灰色っぽくしたほうがいいかも)
- テーマカラー:好きな色
- 強調色:テーマカラーと会う目立つ色(VIVIDな赤はまぶしい)
- 色は4色まで
- グラフも同じ
レイアウトのルールを作って守る †
- スライドのテキストボックスなどは,理由のある配置をするときれい.
- ルール
- きれいな和文書体と洋文書体の組み合わせ
- そろえる、並べる(グラフは四角いが、隣に置くものが丸い、とかの場合は、丸いものを四角く囲む)
- 余白を決める(行間、段落の前後、周囲、箱と文字の余白)
- NG
- プロジェクタのふちに情報を
- センターぞろえはしない。
構造の視覚化:強弱 †
- 重要な部分は太字
- ジャンプ率(文字サイズの変化率、サイズのコントラスト)を高く
- 文字と単位のサイズを変える
構造の視覚化:グループ化 †
視線の流れ †
細かい技術 †
- 縦線を入れない
=======
-------
=======
- 互い違いの背景色をつける
- あまりに大きい表は使わない
アクセント †
- 特に注目して欲しいやばいところとかにはどくろマークとかを
動画 †
引用ルール †
- スライドの引用は2人でet alしていい.
- [Niiyama+, 2007]という書き方をしてよい。
Presentationの具体的な構成 †
- Title->Outline->Background & Motivation->Problem Description->Method->Experiment&Result->Conclusion
Title †
- 「××研の△△です。◯◯について□□という結果を得たので発表します」
- 英語では、"I am Ryo Wakatabe. I will talk about TITLE in short. First of all, we achieved RESULT."(名前は特にゆっくり、日本人の名前は外人にとって分かり辛い。)
- 発表「させていただきます」はNG
- タイトルを読むのはNG.研究結果の要約ならOK
Outline †
- I will give an outline. First ..., Then I continue to ..., Then ..., Finally I conclude this work by ....
- この辺のタイトルがIntroductionとかでは全く役に立たない。具体的なタイトルを入れる。
Method †
- 式は使わず、なるべく図で説明する。(これはつまりこういう式になるんですよ、くらいなら良いが)
Experiment & Result †
- 表は、具体的な数値を論文から持ってくるのではなくて、本当に必要な部分だけを抜粋して持ってくる。あるいは、ハイライトして注目すべき点を明確にする。
口頭技術 †
- 並列なロジックは、一つだけ説明すればいい。直列なものはきちんと全部説明しないと。
- whatの説明:分離です。分離とはこういうことです。できました。
- カオス系のように、パフォーマンスで勝負しようとすると大変なので、内部の議論に持ち込んでしまう
- 目標について、ふつうに実装したらふつうにできた、以上の工夫点はありますか?(苦労話をするという手もある。これもこれもやったら無理だった)
言ってはいけないこと †
若手が発表する場で「高校生なのにすごい」みたいな言い方する人は失礼なのでほんとやめた方が良い。あと相手が若いからってなぜかタメ口で入る人も。すごいと思う相手はトップクラスのエンジニアや研究者なのでちゃんとリスペクトを持って接しましょう。