概要 †
リンク †
ハングル †
- 初声、中声、終声(パッチム)から構成される表音文字。1 時間あれば覚えられる。
- 基本そのまま読んで、ㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅈ は単語頭は清音、単語中は濁音
- 激音・普通・濃音
- 激音 타: ㅋㅌㅍㅊ など。tと言ってからなめらかにhaに繋げてく感じ(トゥハー)。IPA tʰa
- 普通 다: 普通に「た」 IPA ta
- 濃音 따: 音の前半が無音で息を溜めて、弾けるように音を出す。物理的に何をやっているかというと、声門化子音になっていて、口腔内を閉鎖してから音を出している。IPA ˀ が声門化修飾文字で、IPA ˀta
- 発音変化一覧
- 有声音化
- 連音化
- 激音化: 激音化のルールですが、パッチムㄱ、ㄷ、ㅂ、ㅈの後にㅎから始まる音節が続く場合は、パッチムとㅎが合体して、そのパッチムの激音ㅋ、ㅌ、ㅍ、ㅊで発音されます。パッチムㅅの後にㅎから始まる音節が続くときも、同じように激音ㅌで発音されます。
- 例えば、「入学」はハングルで「입학」と書きますが、ㅂパッチムとㅎが合わさってㅍになるので、[이팍]というように発音されます。
- 濃音化
- 流音化
- 鼻音化: ㄱ、ㄷ、ㅂの音で発音されるパッチムの後にㄴ、ㅁから始まる文字が来ると、パッチムがそれぞれㅇ、ㄴ、ㅁに変化します。
- 「国民」は「국민」。これは[kuk-min]と読みたいところですが、ㄱパッチムの後ろにㅁから始まる文節が来ているため、発音されるときにはパッチムㄱがㅇに変わり、[궁민]([kung-min])という音になります。
- 「昔」を意味する「옛날」。ㄷの音で発音するパッチムにはㅅも含まれています。それでㅅがㄴの音に変わり、[옌날]([yen-nal])と読まれます。
- 「十万」という意味の「십만」。これもㅂパッチムの後にㅁで始まる文字が続いており、読むときにはㅂパッチムがㅁの音に変化しますので、[심만]([sim-man])と発音されます。
- 「去年」の 작년は jag-nyeon -> (頭の j は ch に) -> chag-nyeon だが、g は ng になるので、chang-nyeon になる。
- 口蓋音化
- ㄴ挿入
- 의の発音
- ㅖの発音
- ㅎの無音化: 母音やパッチムㄴ、ㄹ、ㅁ、ㅇの後にㅎから始まる音節が続くときには、ㅎの音が弱くなったり発音されなくなったりします。
- 올해 (今年)は、or-hae だが、rh の h は無音化して or-e と発音される
文法 †
- ほぼ日本語
- 活用する(動詞、形容詞、存在詞)、活用しない(名詞、代名詞、数詞、冠形詞、副詞、助詞、感嘆詞、指定詞)
助詞 †
- パッチムあり/パッチムなし
- パッチムなしの場合、連音化で読む時は前とくっつく。돈(お金、トン)、은은(お金が、トヌン)
日本語 | 韓国語 | なんとなく読み | 備考 | は | 은/는 | ウン/ヌン | |
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が | 이/가 | イ/ガ | |
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を | 을/를 | ウル/ルル | |
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と | 과/와 | クワァ/ワァ | |
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で、へ | 으로/로 | ウロ/ロ | 手段、目的地 |
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にて、から | 에서 | エソ | 場所、動作の起点 |
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に | 에 | エ | |
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の | 의 | エ(!?) | 助詞の「의(〜の)」は文字通り「ウィ」と読むのが原則上正しく、「에(エ)」と読むのもOK。日本語の「は」が wa と読むやつ。。 |
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の上に | 위에 | ウィエ | 「の」は不要。なんとなくうえっぽい発音 |
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の下に | 아래에 | アレエ | 「の」は不要 |
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の中に | 안에 | アネ | 「の」は不要。なんとなく n が一致している |
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く、に、ように | 게 | ゲ | する→するように(하다 > 하게)、綺麗だ→綺麗に(이쁘다 > 이쁘게)、めんどうだ→面倒くさく(귀찮다 > 귀찮게) |
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動詞・形容詞・存在詞 †
- 全部まとめて同じような形をしていて助かる。最後に다(ダ)がつく。
- 形容詞は命令形にできないというだけ
- 存在詞「있다(イッタ/居る・有る)」「없다(オプタ/居ない・無い)」「계시다(ケシダ/いらっしゃる)」
- 大雑把なルール(パッチムなし/パッチムあり、or は母音の陰陽による)
日本語 | 韓国語 | なんとなく読み | 備考 | です | ㅏ요orㅓ요/아요or어요 | アヨ、オヨ | ヘヨ体 | ございます | ㅂ니다/습니다 | ブニダ、スブニダ | スムニダ体(実際のところ発音はスブニダじゃない?) | じゃん | 아or어 | ア、オ | パンマル。ヘヨ体の요を消すだけ | だよ | 네/으네 | ゲ、ウゲ | 先生が学生に語るときや、舅姑から婿に話すとき、また中年男性の友人同士で会話するときなどに用いられますが、主に男性が使う言葉。地位や年齢が高い人が、自分より目下の人や親しい関係の相手に対し、尊重しながら話すときに使います。 | して | ㅏ서orㅓ/아서or어서 | アソ、オソ | | だった | ㅏㅆ다orㅓㅆ다/았다or었다 | アッソダ、オッソダ | 過去形 | しよう | 겠다 | ゲッダ | 意思形 | している | 고있다 | ゴイッダ | 現在進行形 | していた | 고있었다 | ゴイッソッダ | 過去進行形 | なら | 면/으면 | ミョン/ウミョン | 仮定形 | しに | 러/으러 | ロ/ウロ | 目的 | ので | 니까/으니까 | ニカ/ウニカ | | なのですが | ㄴ데/으ㄴ데 | ンデ/ウンデ | | [形容詞][名詞] | ㄴ/으ㄴ | ン/ウン | 連体形 | してください | 세요 | セヨ | 命令形、命令 | してください | 아추세요or어추세요 | チュセヨ | 命令形、お願い | ですね | 네요 | ネヨ | ちょっとした感嘆 | ですか? | 基本・ハムニダは다を까に変える | カ?ブニカ?ハブニカ? | ヘヨは何も変えず語尾を上げるだけ |
- 敬語(TODO 整理)
- 드리다(トゥリダ、あげるの丁寧語、差し上げる)を付けると謙譲語になる。
- 名詞+トゥリダで「〜いたす」(トゥリダ)失礼いたす、부탁드리다
- 名詞+드립니다「〜いたします」(トゥリニダ、トゥリダ+ムニダ)失礼いたします、부탁드립니다
- 語幹が陽母音で終わる動詞・形容詞の語幹 + ‘~아 드리다’で、形容詞・動詞を謙譲語に(가다(行く)→가 드리다(行ってさしあげる))
- 語幹が陰母音で終わる動詞・形容詞の語幹 + ‘~어 드리다’で、形容詞・動詞を謙譲語に
- 否定形
- 안 (アン)を動詞の前に入れるだけ、もしくは다を지 않다(チアンダ)に変更
- それとは別に、있다(ある、イッダ、ヘヨ:イッソヨ)の否定は特殊な活用をして없다(ない、オプスダ、ヘヨ:オプソヨ)
- 名詞の形容詞化
- 名詞に하다(ハダ)を付けると、形容詞にできる。感謝→感謝です (감사→감사하다)
活用 †
- ㅂパッチムの不規則活用
- 活用中にㅂのあとに初声がㅇが来ると、ㅂが消えて우に変わるという不規則活用ルール
- 不規則活用の更に例外として、
- 입다(着る)、접다(折る)、잡다(つかむ)、좁다(狭い)は、ㅂ不規則が起こらない
- 돕다(助ける)、곱다(綺麗だ)の ㅂが消えて오になる。
- ㄷパッチムの不規則活用
- 活用中にㄷのあとに初声がㅇが来ると、ㄷがㄹに変わるという不規則活用ルール
- 不規則活用の更に例外として、
- 믿다(信じる)、받다(受ける)、닫다(閉じる)は、ㄷ不規則が起こらない
- ㅅパッチムの不規則活用
- 活用中にㅅのあとに初声がㅇが来ると、ㅅが消えるという不規則活用ルール
- 不規則活用の更に例外として
- 웃다(笑う)、벗다(脱ぐ)、씻다(洗う)は、ㅅ不規則が起こらない
- 르の不規則活用
- 活用中に르のあとに아어が来ると、前の文字にㄹが増えるという不規則活用ルール
- 不規則活用の更に例外として
- 따르다(従う、なつく)、들르다(立ち寄る)は、ㄹ不規則が起こらない
- ㅎパッチムの不規則活用
- 活用中にㅎのあとに아어が来ると、ㅎが消えて縦線が入る(ㅏ→ㅐ、ㅓ→ㅐ、ㅑ→ㅒ、ㅕ→ㅒ、TODO 他は?)
- 不規則活用の更に例外として
- 촣다(良い)、놓다(置く) 넣다(入れる)は、ㅎ不規則が起こらない
- ㄹパッチムの不規則活用
- 活用中にㄹのあとに아어が来ると、ㄹが消える文法がある(나쁜사람のそれぞれの左上から始まる文法はだいたい消える)
- 나쁜사람の法則に当てはまらない例外として
- 러(しに)、로(で、へ)は、ㄹ不規則が起こらない上、ㄹパッチムがあるからといって으がつかない(他のパッチムでは으がつく)
- 나쁜사람の法則に当てはまるが、例外として
- 면(なら)は、ㄹ不規則が起こらないのはまあそうなのだが、ㄹパッチムがあるからといって으がつかない(他のパッチムでは으がつく)
ヘヨ体 †
- 陽母音: ㅏ,ㅗ,ㅑ,ㅛ、陰母音その他
- 上から順に判定
- ガチ変則活用
- 하다(する)→해요
- 되다(なる)→돼다
- 쉬다(休む)→쉬어다
- ㅂ不規則活用の例外(ㅂ不規則が起こらないやつら)
- 입다(着る)→입어요
- 접다(折る)→접어요
- 잡다(つかむ)→잡아요
- 좁다(狭い)→좁아요
- ㅂ不規則活用の例外(우にではなく오に変わるやつら)
パッチム | 語幹先頭母音 | 語幹末尾母音 | すること | 例 | 備考 | | 陽 | ㅡ | 末尾母音をㅏに変えて요 | | ayo | | 陰 | ㅡ | 末尾母音をㅓに変えて요 | | eoyo | ㅂ | | | 末尾音のㅂを消して워요 | 춥다→추워요(寒い)、덥다→덥워요(暑い) | woyo | あり | | 陽 | 아요 | | ayo、最後がㄷならㄹに変化 | あり | | 陰 | 어요 | | eoyo、最後がㄷならㄹに変化 | なし | | ㅗ | | 末尾母音をㅘに変えて요 | wayo。足すものが同じ形をしているのでうれしい | なし | | ㅜ | | 末尾母音をㅝに変えて요 | woyo。足すものが同じ形をしているのでうれしい | なし | | ㅣ | | 末尾母音をㅕに変えて요 | yeoyo | なし | | その他 | 요 | | yo |
- ㅂパッチムの例外について
- 活用中にㅂのあとに初声がㅇが来ると、ㅂが消えて우に変わるというもっと根幹的な文法で不規則活用ルールがまずある(仮定形으면などでも発生する)
- 不規則活用の更に例外として、
- 입다(着る)、접다(折る)、잡다(つかむ)、좁다(狭い)は、ㅂ不規則が起こらない
- 돕다(助ける)、곱다(綺麗だ)の ㅂが消えて오になる。
- なぜか 2 回ヘヨが適用されて、こんなことになる。
- 돕다(助ける)、곱다(綺麗だ)以外: 춥다→춥어요(パッチムあり陰ヘヨ)→추우어요(ㅂ不規則)→추워요(パッチムなしㅜヘヨ)
- 돕다(助ける)、곱다(綺麗だ): 돕다→돕아요(パッチムあり陽ヘヨ)→도오요(ㅂ不規則の不規則)→도와요(パッチムなしㅗヘヨ)
5W1H †
- 이/가(が)と参考書には書いてあることが多いが、日本語と同じように은/는(は)を使うほうが自然と韓国人に聞くと言われるらしい
- 疑問形は、ヘヨは語尾を上げるだけ、基本・ハムニダは다を까に変える
日本語 | 韓国語 | なんとなく読み | 備考 | 〜はなんですか? | 〜 이/가 뭐예요? or 〜 이/가 무엇이에요? | ムオッウェヨ or ムオッスゥエヨ | | 〜はいつですか? | 〜 이/가 언제요? | オンジェヨ | | 〜はどこですか? | 〜 이/가 어디예요 or 〜 이/가 어디에 있어요 | オディイェヨ or オディエイッソヨ | | 〜はだれですか? | 〜 이/가 누구예요 | ヌグイェヨ | | 〜はどれくらいですか? | 〜 이/가 얼마예요 | オルマイェヨ | | どうやって〜しますか? | 어떻게 〜疑問形 | オットッケ | | なにが〜ですか? | 뭐가〜? or 무엇이〜? | ムオシ | | なんの〜ですか? | 무슨 〜(이)에요? | ムスン〜イエヨ | 이다(です)があとに来るというだけなので、무슨 〜입니다(ハムニダ体)でももちろんよい | いつ〜しますか? | 언제 〜疑問形 | オンジェ | | どこで〜しますか? | 어디에서 〜疑問形 | オディエソ | エソは「にて」 | だれが〜しますか? | 누가 〜疑問形 | ヌガ | |
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