概要

  • お家で簡単に,導入予算1万円以下で,基板を作成する方法

作成例

  • LEDチカチカするBeagleBoneShealdの作成例と,その手順(左から右が時間軸)

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必要な工具

パターン作成

  1. プリント基板(紙フェノール
    • 紙フェノール推奨.ガラスエポキシはリュータでの切削が困難
  2. レーザープリンタ(Canon LBP6240
    • トナーがむらなく綺麗に出るもの
  3. 熱転写フィルム(Presss-n-Peel
    • Press-n-Peelにトナーを塗った領域は,銅板に熱転写可能になる.熱転写されたPress-n-Peel&トナーは,腐食シールドとなる.
  4. ラミネーター(LTA42E
    • Press-n-Peelの熱転写に利用

穴あけ

  1. リュータ
  2. 固定台

手順

  1. 準備
    • 基板作成
      • Eagleを利用して基板を作成する
    • ラミネータのスイッチを入れる
  2. パターンをPnPに印刷
    • 前印刷して印刷される領域を把握
    • PnPを前印刷で印刷された領域の上からマスキングテープで貼る(テープはピンと張らずゆるまず.張力0で)
    • 紙+PnPにパターンを印刷
  3. プリント基板前処理
    • スポンジの裏のザラザラした面でプリント基板の銅板を荒らす(紙ヤスリ1200番など.320番は荒すぎた)
    • ドライヤーで乾かす
  4. PnPの熱転写
    • PnPとプリント基板にゴミやホコリがないことを確認する
    • PnPを荒らしたプリント基板にマスキングテープで貼る
    • ラミネーター(温度最高のCモード)に10回通して熱転写(作業手袋必須)
    • 水で冷やしてPress-n-Peelを剥がす
  5. エッチング
    • 42度くらいのエッチング液で揺動しながら銅を溶かす
    • 終わったら取り出して,水洗いする
    • PnPを除去するために,ラッカー薄め液(シンナー)を含ませたキッチンペーパーで強くこする
  6. 穴あけ
    • ドリル穴あけをする.

詳細手順

基板作成

  • Eagleを使って基板を作成する
    • Board作成が終わっていることを前提
  • 確実なDRC設定(Clearanceは10milでも行けそう)
    • Clearance / Wire-WireとWire-Pad を 15mil ほか 10mil
    • Sizes / Minimum Width を 10mil
    • Restring / Pads BottomとTop を 13mil

前印刷

  • 表示範囲限定
    • dispコマンドでPadsとTopレイヤのみを表示
  • 印刷
    1. 片面基板の場合,Mirror, Solid, Blackにチェックを入れて印刷
    2. 両面基板の場合,NOT YET

本印刷

  • 一枚の同一の紙を二回印刷することになる.
  • プリント設定
    • 厚紙で綺麗に印刷したいので,プリンタ設定を以下のようにしなければならない.
    • Basicで紙質をRough 2
    • Advancedでdpiを1200

エッチング

  • Zip Lockにギリギリ基板が浸る程度の量の腐食液を入れる
  • 42度程度に温めたお湯を用意し,温かい状態を維持しながら揺動して銅を溶かす
  • 高温でのエッチングは厳禁.荒れる.

ドリル

  • 普通のリード線はΦ0.8mmで穴あけ

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