メカ
概要 †
- 安全は危険を考えること
- 絶対的な安全は存在しない。
- 本来存在するのは危険である。
- 安全な状態とは。危険を除去あるいは制御し、その対策機構が維持されている特殊な状態である。
安全意識 †
- 切削後の部材は熱いので触ってはならない
- 手袋は運搬・組立以外でつけてはならない
安全装備 †
安全メガネ †
- 切り粉が目に入ると一発で失明する、作業領域に入るときにも必ず着用
- 特にフライスは断続的にサクサクと切るので非常に危ない
- 人が使っているフライス・エアブラシで飛んでくる可能性がある。
作業着 †
- 巻き込まれ防止
- カフスボタンを外してはならない
- 腕まくり禁止
安全靴 †
- 落ちてても痛くない,滑らない,釘を踏み抜かない
- ビーチサンダルは特に厳禁
手袋 †
回転体 †
- 旋盤やボール盤、フライスなど、マザーマシンは基本的に回転する
- 紐状のものを持ち込んではいけない
- パーカーのひも
- 女性の髪の毛
- ネクタイ(特に訪問者)
- なぜか?
- 紐状のものは、巻き付く距離の指数関数に比例して摩擦力が上がる(トライボロジー、西部劇で棒に5周するだけで馬が逃げられない)
- 従って、一瞬でも巻きつくとその後はどんどん引きつけ力が強くなっていくため
カッター †
- カッターで紙やスチレンボードなどを切る場合
- 早めに刃先を折ってよく切れる状態を保つ
- 切断線を垂直に見下ろせる姿勢をとる
- ガイドには金属の定規を使う
- 紙や定規の押さえ方に注意を払う
- カッターの進行方向に指を置かない
- 使い終わったら刃先をしまう
回路 †
- 白・黒の2芯ケーブルにDC電流流すとき
弱電系の人は、黒をマイナスにする
電力系の人は、黒をプラスにする
これ、業種による慣習の違いだからまたがる仕事をする際は要注意!
放射線 †
- X線
- 200mSを当てたひとがいた(がんの可能性が5%あがった)
- 10Sで死ぬ。5Sで苦しんで死ぬ。100msで生涯がん確率が0.5%上がる。
- 被爆手帳を渡した。
- シャッタに小細工して、センサを効かないようにしていた
レーザー †
- ファイバーレーザー100Wが100万円で帰る時代。(1W1万円)。100Wというと、殺人レーザーレベル。危険だが、レーザーはいい加減な管理。椅子に座らないくらいの安全策しか取れていない。100$しゃこうメガネは、逆に外すのでだめ。99%でセットアップして、100%で実験するのが良い。
- 鉄の扉が来ると、地場があるのでレーザーが出ないようになる、という仕組みがある
- しかし人間は賢い猿なので、磁場を磁石で遮ってしまうのである
閉塞領域 †
- 例えば人間は「呼吸を止めること」なら1~2分位はたやすいでしょうけども、「酸素が少ない空気」を吸えば即座に死に繋がります。
8%でも昏倒し5分程度で死ぬ
大学で液体窒素を取り扱う実験室は酸素欠乏危険場所に認定されていないが、大学では2回の死亡事故が発生している。
事故現場に遭遇しても絶対に慌てて飛び込んではいけません。外部から開けられる扉や窓を全て開放し、換気扇や送風機もあれば外部からできる範囲で活用して、換気を確保します。開いたハッチから流れ出るガスで酸欠になる事例もありますので、外部の通風もよくしてください。