[[回路]]
*概要 [#h6fcaf17]
-お家で簡単に,導入予算1万円以下で,基板を作成する方法
-トナープリンタをレジストにしてエッチングする.
--[[廃液処理]]
*作成例 [#ie139988]
-LEDチカチカする[[BeagleBone]]Shealdの作成例と,その手順(左から右が時間軸)
&ref(./IMG_8117.JPG,5%);→&ref(./IMG_8121.JPG,5%);→&ref(./IMG_8150.JPG,5%);→&ref(./IMG_8151.JPG,5%);
*必要工具及び材料 [#l4915d6c]
**パターン作成 [#a541d087]
+プリント基板([[紙フェノール>http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/detail.php?code=EEHD-4BPM]])
--特に力がかからないなら,紙フェノール推奨.
--コネクタなどがあり,機械応力がかかる場合はエポキシ推奨(ガラスエポキシはリュータでの切削が困難だが)
+フラックス
+アセトン
+レーザープリンタ([[Canon LBP6240>http://cweb.canon.jp/satera/lbp/lineup/a4-mono/6240-6230/]])
--トナーがむらなく綺麗に出るもの
+熱転写フィルム([[Presss-n-Peel>http://www.techniks.com/]])
--Press-n-Peelにトナーを塗った領域は,銅板に熱転写可能になる.熱転写されたPress-n-Peel&トナーは,腐食シールドとなる.
+ラミネーター([[LTA42E>http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%A4%E3%83%9E-IRIS-OHYAMA-LTA42E-%E3%83%A9%E3%83%9F%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BCA4/dp/B001ASCHT8]])
--Press-n-Peelの熱転写に利用
**穴あけ [#y0198811]
+リュータ
+固定台
*手順 [#r8fe4645]
+Board作成
--[[Eagle]]を利用してBoardを作成する(なるべくSchematicもBoardも論拠があるように配置する方が早く終わる)
--DRC設定(以下は確実性を求める場合.もし攻めたい場合は修正方法もあるので,デフォルト設定で問題ない.)
---Edit/Net classes...のdefaultのWidthを15mil
---Clearance/Wire-WireとWire-Padを15mil,ほか10mil
---Sizes/Minimum Widthを10mil
---Restring/Pads BottomとTopを13mil
+確認
--''必ずschematicを人に見せてチェックする''
--印刷してみて、部品のサイズが合っているかを確認する
+準備
--ラミネータのスイッチを入れる
+パターンをPnPに印刷(トナーの黒部分がレジストとなる)
--Eagleの表示レイヤ限定
---disp none pads bottom
--コピー用紙に前印刷(印刷される領域を把握するため)
---印刷設定は,Solid, Blackをセット.Topレイヤの配線の場合は,MirrorオプションをOn.
--前印刷した紙にPnPを固定
---前印刷で印刷された領域の上に,マスキングテープで貼る(パターンにテープがかぶっていないことを確認)
--PnPを貼った紙にパターンを印刷
---印刷設定は,Solid, Black,オプション/Basic/Papaer Type/Rough 2,オプション/Advanced/Quality/1200 dpiをセット.Topレイヤの配線の場合は,MirrorオプションをOn.
+プリント基板前処理
--スポンジの裏のザラザラした面でプリント基板の銅板を荒らす(もう少し定量的にしたい.紙ヤスリ1200番など.320番は荒すぎてダメ)
--汚れが取れるまでアセトンで表面を拭く
+プリント基板にPnPを熱転写
--PnPとプリント基板にゴミやホコリがないことを確認し,あったら風で除去する
--PnPを荒らしたプリント基板にマスキングテープで二辺を固定する
---位置合わせ推奨(ドリル加工で楽,両面基盤で必須)
---位置合わせは,PnPにはさみで切れ込みをいれ,プリント基板に鉛筆の線を入れることで行う
--ラミネーター(温度最高のCモード)に10回通して熱転写(作業手袋必須、小さい基盤の熱転写は、5回通して空冷して5回通す)
--水で冷やしてPress-n-Peelを剥がす
--パターンチェックする
---線が切れていたり切れそう担っている場合は,マジックペンで加筆する.
+プリント基板のエッチング
--エッチング
---Zip Lockにギリギリ基板が浸る程度の量の腐食液を入れる
---基板を入れて,Zip Lockの空気をなるべく抜き,閉める.
---熱めのお湯を手桶とかに入れて側に置いておく(揺動中に冷えてきたらこれで42度くらいまで温める,高温でのエッチングは厳禁)
---揺動しながら銅を溶かす.光ですかして透明になったら終わり.
--終わったら取り出して,めっちゃ水洗いする
--PnPを除去するために,ラッカー薄め液(シンナー)を含ませたキッチンペーパーで強くこする
--フラックスを塗る
+穴あけ
--ドリル穴あけをする(Φ0.8mm)