[[回路]]

*目次 [#qd843802]
#contents

*概要 [#d28ccae5]
-基板設計ツール
-AutoCAD系
--コマンド→操作を繰り返すタイプ

*疑問 [#kedd4301]
-Nameによって接続可能と聞いたが本当か。
-Valueをライブラリに追加する方法
-ライブラリのSchとbrdの両方の名前がSchに両方書かれてうっとうしいのをなんとかする方法
-ライブラリの中のピンを導通させる方法

*インストール [#a2368cbe]
**Ubuntu13.04 [#t347d2e7]
-[[公式ページ>http://www.cadsoft.de/?language=de]]のDownload→linuxから,シェルスクリプトをダウンロード

 chmod +x eagle-lin-x.x.x.run
 ./eagle-lin-x.x.x.run
 vi /usr/local/bin/eagle
   #!/bin/sh
   
   cd /home/ryo/eagle-6.6.0/bin/
   ./eagle /home/ryo/eagle-6.6.0/bin/
   cd -
  
 sudo chmod 755 /usr/local/bin/eagle
 eagle # Use Free License, Create Directory

**Mac [#j71df80a]
-[[公式ホームページ>http://www.cadsoftusa.com/download-eagle/?language=en]]がインストーラを提供している,

*コマンド [#d3519b40]
-Eagleの主要コマンドは20個程度で,習得が容易.
-必須とは言えないものは名称を()でくくって区別する.
**使い方 [#seaa384a]
-コマンドを打つ→選択して適用.
-セミコロンをつけると,コマンドの明示的終了.
**共通コマンド [#qd9164b6]
|共通コマンド|省略|使い方|h
|move [obj]|mov|move->左クリックで移動,objはnameを指定する|
|group|gro|範囲移動:group->move->右クリック→Move: Group→移動→左クリックで確定(delでも利用可能)|
|grid||グリッドを変更する.グリッドを変更してから部品を動かしてはならない.グリッドを変更したら,後で必ず戻す.|
|grid||グリッドを変更する.グリッドを変更してから部品を動かしてはならない.グリッドを変更したら,後で必ず戻す.ダイアログでmm単位にすることも出来る!|
|text|tex|ピン番号やPWDの+-のシルク印刷のため|
|change|c|あらゆる設定変更.レイヤ,スワップレベル(可換ラベル,0は非可換),ピンの性質(受動pas, GNDVCCのpwd, ioなど),基準線からの距離で選択されるので,選びたいオブジェクトの基準線近くをクリック|
|info|i|情報の閲覧と編集,名前とレイヤが変えられる|
|disp||特定のレイヤだけを表示する|

**Schematicコマンド [#x4932517]
|Schematicコマンド|省略|使い方|h
|add|a|ライブラリをSchematicに追加|
|delete [obj]|del|削除|
|wire|wir|クリックでスタートと延長,ダブルクリックで終端|
|copy [obj]|cop|クリックでコピー.もう一回クリックでペースト|
|name [name]|n|クリックすると部品の名前を[name]にする|
|value [value]|v|クリックすると部品の値を[value]にする|
|(bus)|bu|複数本の配線をSchematicに記述.クリックでバス配線を作る→name BUSSNAME[n..m]とすることでm-n+1本の配線になる→netコマンド|
|(net)|ne|bussから末端の接続を引くためのコマンド.バスの端でどのピンにつなげるかを選択する|

**Boardコマンド [#rf0b2a1f]
|Boardコマンド|省略|使い方|h
|mirror||部品を裏側に持っていくためのコマンド(表裏は表面基板でも超大事.)|
|ripup|ri|ripup;で電気的配線を整理する.boardの配線初期化にも使われる.まとめられるところをまとめるなど.|
|auto|au|自動配線(オートルータ)|
|polygon||ベタを塗るための四角形を描画(Keep Orphan & isolate 0.04)->ratsnest|
|ratsnest|r|ベタにするコマンド|
|hole||固定用の穴を定義するためのコマンド(単位はinch)|
|(smash)||シルク印刷の文字のグループを解除する.自由に動かせるようになる|

**Libraryコマンド [#m67fb1c2]
|Libraryコマンド|省略|使い方|h
|pin||ピンを作成する|
|pad||パッドを作成する|

*レイヤ [#u5378ca0]
-Eagleではレイヤが事前定義されている.役割を覚える必要がある.([[参考>http://www.technoveins.co.jp/develop/eagle/layer.htm]])
-主要レイヤ一覧(重要度順)
|レイヤ名|役割|h
|Top|両面基板の表|
|Bottom|両面基板の裏|
|Dimension|Boardで自動配線の外枠を規定|
|Document|画面上に表示されるだけのメモ書き(印刷で表示されない)|
|tPlace|部品形状描画|
|tNames|>NAMEと書いたtextオブジェクトのレイヤ|
|tValues|>VALUEと書いたtextオブジェクトのレイヤ|

*ライブラリ利用方法 [#z9638c72]
-Eagleでは,既成品のライブラリがインストール直後から利用可能.
--ライブラリがない場合は,本ページのライブラリ作成を参照.
-ライブラリをSchematicに利用する方法を二つ提示し,非常によく使う部品のライブラリの名前と場所を例示する.
**方法1:Control Panelから [#s3b1e9c0]
-部品探索
--Control Panel->Librariesから*.lbrを探して部品を選ぶ(今回はpinhead.lbr/PINHD-1X2)
--SchematicとBoardの両方が表示される.Boardの緑色はハンダ部分
-Schematicに配置
--Esc二回で中止,右クリックで回転
--以前ある配線と隣接して配置すれば,配線が自動でつながる
**方法2:addコマンドから(推奨) [#p2430db6]
-addコマンドでは検索が容易
--検索は,最初と最後にアスタリスクを入れないとマッチしない.
--"*pinhead*"などと調べる.
**主要部品の例 [#h45ee38f]
|部品名|場所|備考|h
|VDD|supply2.lbr/VDD||
|GND|supply2.lbr/GND||
|ピンヘッダ|pinhead.lbr/PINHD-1X2||
|抵抗|rcl.lbr/R-US_/R-US_0204/7|2mmx4mmでスルーホール間隔7mm|
|LED|led/LED/LED5MM|LED4MMもある|
|TestPad|testpad|単体のパッド|

*回路図作成手順 [#d68f9baa]
**プロジェクトディレクトリ設定 [#de7e40db]
-Options->Directories->Projectsに,好きなディレクトリを指定($HOME/Documents/eagle/projectなどを追加,区切りは:)
**プロジェクト作成 [#j649c56b]
-Control Panel->	Projects/projectを右クリック→New Project→名前をつける(今回はsimple_test)
**Schematic作成 [#tf1d8e1b]
-新規
--Cnotrol Panel->Projects/project/simple_testを右クリック→New→Schematic
-add, wire, mov, groなどのコマンドを利用してSchematicを描く.
**Board作成 [#l86d5685]
-Boardを作成
--Board移行ボタンを押す
--Board作成後にSchematicを編集する場合は,必ずBoardを開いておくこと
-配置
--dimensionレイヤに移って,基板サイズに合わせて外形を描画(dimensionレイヤがルーティングを支配する)
--mov, groを利用して部品を配置.
-自動配線設定
--発注する業者に応じたデザインルールファイルをロード(お家の場合は,Clearance/Wire-WireとWire-Padを15mil他10mil, Sizes/MinimumWidthを10mil, Restring/Pads Bottomを13mil)
--配線の太さを,シグナルかパワーかによって分けるためには,Edit/Net Classesを変更して,配線のClassを変更する(デフォルトsignal12milpower20mil,お家の場合は全配線20mil)
-ベタ
--ベタを塗りたいレイヤに移る(両面基板ならBottom, 片面基板ならTop)
--polyで描画範囲より広く四角を描画,Keep OrphanをOnにし,isolateを0.04に設定する.
--nameコマンドでpolyの名前をGNDにする
--ratsnest
-自動配線
--ratsnest; ripup; (ratsnest→ripup;の意味)
--autoで自動配線のダイアログを出す.
+++ベタパターンを後ろに優先配置,後に他を配線,としたい場合は,auto->Select->GND[enter]→TopをN/Aして配線禁止にする→Continue→Start→au→Continue
+++表面実装の場合は,BottomをN/Aにして配線禁止にする.
--Continue→Startを押すと,配線の探索が始まる.
---100%になったら:数スレッドに分かれているので,一番気に入った配線を選んでEnd Job
---ならなかったら:最もキツキツな配線部を見抜いて,それを解決するように部品を移動する.その後,r;ri;autoで,再度自動配線.

*ライブラリ作成 [#n91ee71a]
-日本の部品はしばしばライブラリがないので,自作の必要あり.
+Symbol作成(=Schematic)
--pinコマンドでピンを作成
--wireコマンドなどで形を描画(infoでレイヤはtPlaceに)
--textコマンドで>NAMEと>VALUEを作る(infoでレイヤはtNamesとtValuesにすること)
--infoで名前をつける
+Package作成(=Board)
--padコマンドでpinに対応するパッドを設定(右から二番目の形のパッド,auto, 0.04inch, angle=0)
--wireコマンドなどで形を描画
--textコマンドで>NAMEと>VALUEを作る(infoでレイヤはtNamesとtValuesにすること)
--infoで名前をつける
+Device作成(SchematicとBoardの結線設定)
--Add SymbolでSymbol読みこみ
--NewでPackage読み込み
--Connectionでピンとパッドの対応を取る
--ValueをOnにする(>VALUEに情報を入れることができるようになる,1kΩなど)

*ライブラリ追加方法 [#u1cf49f7]
-lbrをダウンロード(例えば[[ここ>https://github.com/chiengineer/Eagle-Libraries/tree/master/Connectors]])
-Applicateion/Eagle*/lbrにコピー→再起動

*ガーバーデータ,ドリルリスト [#h3a98475]
-基板加工機に送るときに,ガーバーデータとドリルリストが必要である.これの出力方法を説明する.
-ガーバーデータ出力
--Control Panel/CAM Jobs/garb274x.camをダブルクリック
--*.out(外形線データ),*.cmp(部品面パターンデータ),*.gpi(レポートファイル).*.plc(部品面シルクデータ),*.sol(半田面パターンデータ).*.stc(部品面レジストデータ),*.sts(半田面レジストデータ),*.pls(半田面シルクデータ,4層の場合),*.2l(2層パターンデータ,4層の場合),*.3l(3層パターンデータ,4層の場合_
-ドリルリスト出力
--Control Panel/CAM Jobs/excellon.camをクリック
--*.dri(ドリルリスト),*.drd(ドリルデータ)


*ショートカットの自分設定 [#z51bb23d]
-@sunaemon氏に感謝
--assignコマンドで、ショートカットを登録できます。
--回路図だと、add C-2012, add GND, add R-2012, copy, delete, move, net, value 
--ボード図だと、group, move, ripup, route 0.254, route 0.3048, route 0.4064


*ULP [#c94be9b7]
-EagleのC言語形式のスクリプト

*PDF出力 [#o6dbe0f3]
-DXF出力して、illustratorなどで変更する

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