制御
概要 †
- ロボットの開リンク構造の表現方法のDH記法について
手順 †
- 大きな手順
- 全ての座標系をDH記法に適合する形で配置する(不定性あり)
- 配置した座標系間の線形変換則を計算する.
座標系の配置 †
- 座標系0を以下のように決める.
- z軸が関節1の軸方向に一致するように恣意的に配置する.
- 座標系ENDを恣意的に配置する.
- 座標系i(>0)を以下のように決める
- 座標系iの位置は,関節i+1軸上であって,かつ,関節i+1軸と関節i軸の垂線上の点を選ぶ
- 関節i+1軸と関節i軸が平行な場合は,候補点が無数にあるので恣意的に選ぶ.
- 関節i+1軸と関節i軸が平行でない場合は,一意に定まる.
- 座標系iのz軸の向きは,関節i+1軸に一致させる.
- 座標系iのx軸の向きは,関節i軸と関節i+1軸の垂線に一致させる.(ベクトルの向きはi->i+1方向)
- 関節i軸と関節i+1軸が交点を持つ場合には,x軸はそれらの直線が張る平面の法線のうちどちらかを採用する.
線形変観則の計算 †
- 座標系i(>=0)を座標系i+1に以下のように変換できる.
- 関節角=theta(Z回転):Rot_z(座標系iのx軸から見た座標系i+1のx軸の,z軸周り角度)
- リンクオフセット=d(Z並進):Trans_z(座標系iのx軸と座標系i+1の,x軸の距離)
- ねじれ角=alpha(X回転):Rot_x(座標系iのz軸から見た座標系i+1のz軸の,x軸周り角度)
- リンク長=a(X並進):Trans_x(関節i+1と関節i+2の距離)
- 座標系i-1から座標系iへの変換行列は,上記を表す行列を上から乗算していったものに等しい.
多リンクへの適用 †
- ロボット座標系から見た,単リンクのChainの座標系0を覚えることによって行う.
- 遷移ルール
- Chainの中でLink->Link:Link iからLink i+1への変換行列またはDH記法
- Link->Chain:Linkの座標系から,Chainの座標系0への変換行列
- Chain->Link:Chainの座標系0から座標系1への変換行列
- Linkのパラメータ
- 名前
- ジオメトリ:形(大きさ,円柱か箱型かポリゴンか等)
- 力学:重心,慣性モーメント,質量
- 力学的属性:滑り,摩擦モデル
- 装飾的属性:色,テクスチャ
- 初期関節角度
- Chainのパラメータ
- 名前
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