概要

  • Presentationを材料に、研究内容をDeliveryするパフォーマンスアート。

参考

毎回の心がけ

  • 発表は毎回全力で.
  • 発表は録画する

道具

Delivery

論理

  • 論理の道筋を言う.
    • 「まずひとつについて調べました」,「次に比較しました」,など,前置きが必要
  • 発表者に理解を丸投げしてはいけない.
    • さっき述べたように,さっき述べたんですが
      • 使わない.覚えている人にも覚えている人にも意味ない文言.
      • 覚えていない人には,「なんで覚えてないんですか〜?」と取られかねない.最悪.
    • この図を見ればわかるように
      • 「この図は,〜を表しています」とすべき.

発表技術

  • アイコンタクト
  • 身振り
  • 元気に笑顔で

Presentation

論理・構成

全体のテーマ

  • 今日伝えたいことを1つだけピックアップする

スライドのテーマ

  • 一枚のスライドで言うこと1つ.
    • 基本は上見て,詳細は下,がパワポの書き方
    • タイトルもきちんと意味をもたせる(それだけだと、なにをやってるのかわからないので、Methodのどこ、と書くとわかりやすい。小さくMethodとか書いとく。あるいは、3. Methodなど。)
    • 実験は方法&目的をきちんと書く.
  • スライドをみて伝えたいことは書かないとわからない
  • スライドでも,結果はやったこと,結果,考察みたいにする.端折っていい
  • 一つのスライドに4~9行。
    • no textが望ましい

全てが伏線であれ

  • 学会では,社会的背景は無し.
    • 実際にやっていないこと
    • 短い学会発表の中では特に、出す例も含めてすべて伏線であるべき.

構成要素を厳選

  • 認知負荷を小さくする
  • スライド一枚で伝えられる情報は限られる
    • 伝えたいこと1点は厳守
    • スライドと予稿の役割を区別
  • 書いたことはきちんと全て述べる。発表中に飛ばしていいようなことはそもそも載せてはならない

質疑

  • スライドナンバー必須
  • 質疑の時にはスライド一覧の画像が見えているように。
  • 国際学会では、ここのスライドに戻れといわれたら1秒で戻れるようにせよ!
  • 数字をおしてエンターで戻れる.質疑でカタカタしているのはみっともない.

スライドデザイン

フォント・文字

  • 漫画は漢字がゴシック
  • 太字(B)コマンドを使ってはいけない
    • 太らせただけなので隙間がつぶれる
    • 太字が用意されたフォントを使うこと
  • ゴシックArial Helveticaが基本
  • おすすめ和文フォント(細字、太字、欧文の順番)
    • MS P+HGP創鋭角ゴシックUB+Segoe UI(Arial)
    • ヒラギノW3+ヒラギノW5+Segoe UI Symbol(線が細いのでMacぽい)
    • メイリオRegular+メイリオBold+Helvetica(まるっこい、クールな印象ない)
    • 遊ゴシックMedium+夕+Calibri(きれいな感じ、美しい。)
  • Arial, Helvetica(固い、クラシック, グラフキャプション、本文に使うにはもっさり)
  • Calibri, Segoe UI, Myriad Pro(小ぶり。スマート、現代的)
  • ヒラギノ丸ゴは歯医者さん、保育園みたいな印象になる。

カーニング

  • 参考:kERN tYPE
  • 日本語の文字間スペース
    • ベタ組:文字組の基本、等幅で並べる、ヒラギノやメイリオ
    • つめ組:プロポーショナルフォントのMS Pゴシックで可能
  • 英数字に和文フォントと・等幅フォントは使ってはならない
    • (MSゴシックなど)
    • Research Summaryなとすると、rcの間がやたら空いて、mmがやたら小さくなる

アニメーション

  • アニメーションで出すかは、発表の流れの時間的粒度による。
    • 全部一様ならば全部出せばよいし、手順チックに言いたいならば、アニメーションをつける。
    • 新しかったから、全部出されると混乱してしまう、というのもある。

装飾を控えてシンプルな配色

  • 強調を控える、気が散らないように
  • 日本語は車体にしない
  • 変な書体は使わない
  • 装飾は重ねない

フォントと配色

  • 色の設計
    • 背景:白(コントラストがあるなら黒でいい。白抜きの画像が多いので、白が無難。)
    • 文字:黒か濃灰(コントラストが効きすぎるとまぶしいので、灰色っぽくしたほうがいいかも)
    • テーマカラー:好きな色
    • 強調色:テーマカラーと会う目立つ色(VIVIDな赤はまぶしい)
  • 色は4色まで
  • グラフも同じ

レイアウトのルールを作って守る

  • スライドのテキストボックスなどは,理由のある配置をするときれい.
  • ルール
    • きれいな和文書体と洋文書体の組み合わせ
    • そろえる、並べる(グラフは四角いが、隣に置くものが丸い、とかの場合は、丸いものを四角く囲む
    • 余白を決める(行間、段落の前後、周囲、箱と文字の余白)
  • NG
    • プロジェクタのふちに情報を
    • センターぞろえはしない。

構造の視覚化:強弱

  • 重要な部分は太字
  • ジャンプ率(文字サイズの変化率、サイズのコントラスト)を高く
  • 文字と単位のサイズを変える

構造の視覚化:グループ化

  • 同じような情報は、囲むなりしてまとめる

視線の流れ

  • 左から右、下から上にいくような矢印を使わない。

細かい技術

  • 縦線を入れない
    =======
    
    -------
    
    
    
    =======
  • 互い違いの背景色をつける
  • あまりに大きい表は使わない

アクセント

  • 特に注目して欲しいやばいところとかにはどくろマークとかを

動画

  • 動画は横に並べるのは二つまで

引用ルール

  • スライドの引用は2人でet alしていい.

Presentationの具体的な構成

  • Title->Outline->Background & Motivation->Problem Description->Method->Experiment&Result->Conclusion

Title

  • 「××研の△△です。◯◯について□□という結果を得たので発表します」
    • 英語では、"I am Ryo Wakatabe. I will talk about TITLE in short. First of all, we achieved RESULT."(名前は特にゆっくり、日本人の名前は外人にとって分かり辛い。)
    • 発表「させていただきます」はNG
    • タイトルを読むのはNG.研究結果の要約ならOK

Outline

  • I will give an outline. First ..., Then I continue to ..., Then ..., Finally I conclude this work by ....
    • この辺のタイトルがIntroductionとかでは全く役に立たない。具体的なタイトルを入れる。

Method

  • 式は使わず、なるべく図で説明する。(これはつまりこういう式になるんですよ、くらいなら良いが)

Experiment & Result

  • 表は、具体的な数値を論文から持ってくるのではなくて、本当に必要な部分だけを抜粋して持ってくる。あるいは、ハイライトして注目すべき点を明確にする。

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