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*参考 [#v1709458]
-yさんのまとめ
--https://mail.google.com/mail/u/0/#search/yamada+%E5%BC%95%E7%94%A8/140f2aadd860fa1f
-岡田さんの論文の書き方ページ
--http://www.okada-lab.org/Ronbun/TableOfContents.php

*全般 [#ma052e76]
-''論理構造と文章構造は明確に対応づける必要がある。''
-introと結語は膨らませて,結果は細い.ぼんきゅっぼん.
--どれだけ自分のやった僅かなことが,学際的に多方面に接地できるか,が勝負.
-タイトルを階層的につないでいく
--タイトル→章: やったことによる階層
--章→節以下: 章の言葉を分解
-トピックセンテンスを適切に書く.また,そのファーストセグメントも重要.
-1パラ2, 3文無いと気持ち悪い.
-一つの段落は一つの主題を.一つの文は一つのことを.
--階層的になってはいるものの、ここを意識して書く.
--一つの文が長くなりがちなので,注意する.
-章立て
--どこが自分でやったこと,考えたことなのかを明らかにする
--自分でやったことと先行研究などは分離したほうがよい.(パラグラフ考えてるうちに勝手に分離するはず)
--なるべく章立てからやったほうがよい.というかそうじゃないとかけるわけがない.
--章立ては短くなりがちなので,注意する
-きちんと章や段落を繋ぐ.道筋を示す.
--章の間は,階層間のつなぎ.基本的は「〜のために…を述べる」とか「…を述べる.以上をもって〜を?することを目的とする.」みたいになる.
--節の始めも,一番下の階層であっても,そこで何を述べるのかをまとめるべき.「〜は調べられてきた.そこで,〜をまとめる.」
-カッコの全角半角
--日本語の論文は全角カッコで統一

*Abst [#a21c1676]
-アブストでは,論文の課題,方法,結果,意義を簡潔かつ具体的に(必要なら主要数値もいれ)まとめる.
--''長い前置きのAbstは嫌われる''

*Intro [#x9843c0c]
**概要 [#n5c5f14d]
-introは従来研究から演繹的に導き出せる背景
--introに新規性は全く要らない.
-方法・結果・議論が予想できるものが理想的である.
--必要な予測可能性は研究次第.探索的な研究はどうしても予想できないものになる.
-目的に対して必要十分に書く.
--その研究の,どのレベルに着目したのか?を明文化する.

**注意 [#ycb1f0ab]
-ロードマップは書かない.目的に対して必要な話ではない.
--もし書くなら議論に.
-仮説は書かない.
--他分野から引いてきて,このアイディアを…とかならOK.
-なるべくパラグラフ間で対比によって対応するように書く.

***全てやっているものはない [#b5f1c691]
従来手法の特徴をn個の軸で表す.

-(1) 対比型.(n=2)
  a1 a2
 A o  x
 B x  o
 Aではa1がやられている.具体的にはこういうものである.でもa2はやられていない.
 Bではa2がやられている.具体的にはこういうものである.でもa1はやられていない.

-(2) 流れる型.(n>2)
  a1 a2 a3
 A o  x  o
 B o  o  x 
 C x  o  o
 Aではa1がやられている.具体的にはこういうものである.でもa2はやられていない.
 Bではa2がやられている.具体的にはこういうものである.でもa3はやられていない.
 Cではa3がやられている.具体的にはこういうものである.でもa1はやられていない.
 以上から,a1, a2, a3を兼ね備えるものを扱う.

***いろんなことが出来た [#l0e73d79]
-いろんなことにできたことそのこと自体がすごいわけではない。びっくりしない。
--今までは同一に扱えなかったものが,同一のプロトコルで扱えたからすごい.

**その他 [#r55980a8]
-アブストがない論文の場合には,introがabst代わりになる.
--そのような論文では,introの最後のパラグラフに「目的は〜とする.方法としては,〜することによる.その結果,〜を示唆した.」などと書く.

*目的 [#kc5fa250]
-従来手法を超えて,質的に違う何を見るのかを書く.
-一読して伝わらなくなるので,「従来手法を超えた〜を」みたいなのはありえない.
--穴がなかったので掘ります→なんで?→先行研究でそこに宝が埋まってたから→その目的じゃ先行研究知っている人じゃないとわからないよ.

*結果 [#x687f4cf]
-方法のレベルの単語でなるべく精密に記述

*考察 [#n23db18b]
-結果を解釈する.
-''現象論が面白いならなくてもOK''
-考察のグレード
--強い:引用してそれとの関係を述べる.
--弱い:どういう意味かを述べる.
-考察は,「〜により,…がどうしている」より,「〜が…をどうした」と「が」や「は」でつなげるとかっこいい

*結論 [#daba7da2]
-基本は考察の要約
--あまり良くないが,新規性でもあり.
-結論は,「考察のOR+抽象度を上げた意味づけ」
--結論では,例えば手法を提案してあれもこれもできたことを言ったとしたら,「いろんなことに適用できる手法を作りました」となる.


*参考文献 [#zf3ab4f9]
-[[参考1>http://mba.kobe-u.ac.jp/eureka/2003/030725/life/syllabus/reference.pdf]] [[参考2>http://texdoc.net/texmf-dist/doc/ptex/pbibtex/jbtxdoc.pdf]] [[参考3>http://www.f.waseda.jp/ksuga/thesis.html]]
-名前
--proceeding=予稿集=学会などの会議に出した論文集
--journal=学術雑誌
--article=論文誌中の論文
--incollection=本の中の一部

*Conclusion [#nd00612a]
-結論は,結果をより一般化,抽象化したレベルで語る.やったことの羅列ではない.
-パラグラフは,
--背景・目的・方法
--[結果x3→結論(一般化)] x N
--展望

*Tips [#z0bfd02d]
**使ってはいけない言葉 [#d01cc8fa]
-冗長である,論理を示していない,なるものは納得できるが,そうでないものはほとんど慣習である.
--見出し、章立てに「○○について」「〜の整理」「実験」はダメ、意味がない。
-http://numata.designed.jp/dg/laboratory/writing.html
-http://www2.ngu.ac.jp/~kkojima/seminar/ronbun.html
-http://www.ipentec.com/document/document.aspx?page=write-thesis-tips←若干あやしい
-http://www.sci.hokudai.ac.jp/~minobe/class/bad_expressions.htm

**キャプション [#tbb34e30]
-図のキャプションは下,表のキャプションは下.
-基本英語.英語の論文に使いまわすことがあるので.
-まず単語.次に文章.
-図の大きさに制限がある場合は,図の横なり左上になりに,A, Bなどを振る.
--キャプションでは(A) 名詞.文章.などと書く.

**図とそれを指す文章 [#m95203e0]
-図を引いた言及は,定量的かつ最後に図の引用を持ってくるように.
--AのときBより30%増えた(Fig. 1).
-Fig. 1などを文頭に持ってくるのは慣習違反.

**図へのこだわり [#fd40f0f5]
-大事.図から結果が出るので.徹底的にこだわる.他の論文から技術を学ぶ.
-論文を書く前に,図の設計をするレベル.


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